今回はパイロットのカヴァリエのレビューをお送りしたいと思います。
少し前に家電量販店にてポイントを使って購入しました。
この万年筆はロングセラーにもかかわらず意外とネット上にレビュー記事が無いので皆さんのお役に立てれば幸いです。
- 細身でスタイリッシュなデザイン
- 勘合式で実用的
- 書き味はややカリカリ気味だがインクフローは非常に良い
- 現時点でインク漏れは一度も無し
仕様
品番 | FCAN-3SR |
価格 | 3,300円 |
サイズ | 最大径φ 9.8mm 全長134mm |
ペン先 | 特殊合金 |
ペン種 | F・M |
軸・キャップ | 黄銅・塗装 |
適合コンバーター | CON-40 |
今回購入したのは上の定価3,300円のモデルですがカヴァリエには定価5,500円のマーブル軸もあります。
品番 | FCAN-5SR |
価格 | 5,500円 |
サイズ | 最大径φ 9.8mm 全長134mm |
ペン先 | 特殊合金 金メッキ仕上 |
ペン種 | F・M |
軸・キャップ | 黄銅・塗装 |
適合コンバーター | CON-40 |
軸の色以外にも金属部分の色が定価3,300円のモデルはシルバー、定価5,500円のモデルはゴールドといった違いがあります。
レビュー
デザイン
第一印象としては非常に細いです。筆記具に詳しい人でなければ万年筆と気付かないと思います。
軸色はブラックですが実物はメタリックなダークグレーかな。あまりブラックという感じはしません。
いわゆる仏壇カラーと言われるようなブラックとは全く異なります。
こちらが実際の色味に近いと思います。
クリップはカスタム74などに用いられている丸玉クリップではなくシンプルなタイプです。
丸玉クリップも個人的に好きなのですがこのモデルにはシンプルなタイプがあっていると思います。
キャップは勘合式で実用的です。
ペン先は同じ定価のコクーンやプレラとは異なる形をしています。字幅は細字(F)です。
首軸の先端にリングがあるため古典インクなどpHが低いインクを使用する際には腐食に注意する必要がありそうです。
個人的に首軸リングはいらないかな~と思います。
このようにキャップを後ろに挿す際もカチッとはまるようになっています。
こういった配慮はさすが国産メーカーだと思います。
書き味
キャップを後ろに挿した場合の重心はこのようになります。
キャップが金属製の為、ややリアヘビーですがそこまで気になりません。
キャップを挿さない場合の重心はこのようになります。
ボールペンやシャーペンに慣れている方はキャップ無しのほうが書きやすいかもしれません。
ほぼ日手帳の余ったページに書いてみました。
ややカリカリ感はあるものの予想に反してインクフローがかなり良いです。
ペン先に適度なしなりも有りバランスの良い書き味だと思います。
インクフローが良いので字幅はやや太めです。と言っても5mm方眼の中に文字をかけるので日常使いで困ることはないでしょう。
裏抜けチェックです。
うーん。。。パイロット純正インクの為かやや裏抜けしています。
先ほどカリカリ感があると言いましたが、もしかすると紙の表面に少しキズをつけているのかもしれません。(個人の感想です。。。)
インク漏れについて
ネット上の口コミなどでインク漏れをしたとの声がありましたが、私の個体は幸いにも現時点でインク漏れは一度もありません。
まとめ
- 細身でスタイリッシュなデザイン
- 勘合式で実用的
- 書き味はややカリカリ気味だがインクフローは非常に良い
- 現時点でインク漏れは一度も無し
手帳などにピッタリの1本だと思います!